イスラエル軍、ラファ検問所のガザ側掌握と発表 支援の重要拠点

(VOVWORLD) - イスラエル軍は7日、パレスチナ自治区ガザ南部に位置するラファ検問所のパレスチナ側を掌握したと発表しました。この検問所はエジプトとの境界に位置しています。
イスラエル軍、ラファ検問所のガザ側掌握と発表 支援の重要拠点 - ảnh 1パレスチナ自治区ガザ地区南部のラファ市で、イスラエル軍の空撃により倒壊した家屋(写真提供:ロイター)

同軍は、昨夜からラファ東部の特定地域で地上・空爆作戦を展開しており、特殊部隊が一帯を精査していると説明しました。この作戦により、ほとんどの人々と一部の国際機関は同地域から避難しました。同軍は戦闘員約20人を殺害したと報告しています。

ラファは支援物資の搬入や負傷者の搬出にとって重要な拠点です。しかし、ガザ国境当局はイスラエルによる掌握を負傷者や病人などガザ住民にとって「死刑宣告」として非難しています。

イスラエル軍は、ラファでの限定的な作戦はイスラム組織ハマスの戦闘員の殺害とインフラ施設の解体を目的としていると説明しています。

一方、パレスチナ保健当局は、イスラエル軍の戦車と航空機が昨夜、ラファの複数の地域を攻撃し、パレスチナ人20人が死亡し、数人が負傷したと発表しました。少なくとも4軒の住宅が攻撃されたとの報告もあります。

地元の住民によりますと、イスラエル軍は7日、新たなチラシを投下し、ラファ東部からの避難を呼びかけました。また、イスラエル軍の戦車はガザ地区北部のベイトラヒヤ、ジャバリア、ベイトハヌーンも砲撃したと伝えられています。

さらに、イスラエル軍は、ケレムシャローム検問所が安全上の理由から7日に閉鎖され、状況が許す限り再開されると発表しました。(ロイター)

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